歯科治療において、しっかり噛むことができるというのは一番大切なことです。
歯科では、その「噛む」という機能を回復することと同時に色や形を回復することもできるのです。
虫歯の治療をして噛めるようになったが、口をあけると銀歯が見えるのでうまく笑えないとなれば、本当に治ったといえるでしょうか?
口元のコンプレックスを取り除き、思い切り笑うことがその人の心の治療になると考えています。
審美歯科とは、歯科治療を通して噛めるという機能だけでなく、自然で健康的な口元を取り戻すことによって、そのひとの生活の質(Quality of life)の向上を目的としています。
前歯は保険でも白いもので被せることができます。
しかし、この素材はレジンというもので、入れてすぐはきれいなのですが、コーヒーやカレーライスなどの色を吸収しやすく材質的に弱いため、見えないくらいの小さな傷がつきやすく変色してしまいます。
奥歯に使用される素材は基本的に金属です。
白いプラスティックの素材での被せものもできるのですが材質的に弱く、奥歯の力が沢山加わる部位ではすぐに割れたり、すり減ってしまいます。